北海道道950号 野付風蓮公園線
北海道道950号 野付風蓮公園線(付・ヘキサあれこれ)
野付半島の先っちょから根本まで約18kmにわたって続く平坦な県道。全線で片側1車線確保されている。
北海道道は、時折、起終点に通常よりでかいヘキサが建てられていることがあって、ここもその例。
全国の多くでは、六角形の中に
県道
数字
〇〇(県名)
という文字が入っていて、その下に路線名とか所在地名とか主要地方道・一般地方道の別とかを示すプレートが付されていることが多い。適当に選んだら主要地方道が多くなってしまったが、例えばこんな感じ。
ちょっと珍しいところでは、自転車道県道にヘキサが立っている例。
あまり見ないのが、ヘキサの中の表示が〇〇「県」となっているもの。かなり古いもののようだ。
もっとも、北海道は普通に「北海『道』」と書いてあるが、その北海道では、4桁ヘキサが登場するのと、道道を堂々と「道々」と省略しているものがある(すみません)。
変わり種では、2桁県道で先頭にゼロがついているもの(長野県)
路線番号が書いていないもの(路線番号制定以前のものか?ちなみに、石川県道229号線)
ヘキサが2段構えのもの(福島県に多い)
などなど、様々なものがある。
激しく脱線したが、話を道道950号に戻すと、野付半島には結構シカがたくさんいて、先頭の起点標識のすぐ脇の草地で、鹿の親子が草を食んでいた。よく見ると、奥のほうにもシカの群れが写っている。
海沿いに咲く花。
県道の起点から先には、未舗装のダート(関係者以外車両通行禁止)が半島の先端に向かって伸びており、途中に野付埼灯台がある。残念ながら中には入れない。
平坦な一本道で、両側に海が迫る。
沖合には国後島を望む。直線距離では16kmほどだそうだ。この道道の延長より短いが、その間には物理的な距離以上の距離が生じている。
ちなみに、野付半島は、根本は標津町だが、半島は途中から別海町である。
途中には普通のヘキサもあるが、かなり褪色している。
そして、終点にもちゃんと大型ヘキサがある。
沿道には、野付崎ネイチャーセンターや、トドワラなどの観光スポットもあるが、ともかく、空の広さが印象的な道だった。
(2018年8月)