岡山r455◎ 小山桑上線
◎ 岡山県道455号 小山桑上線(こやま・くわかみ線)
狭い,きつい,荒い。岡山県下最凶の呼び声高い険道455号線。あとで調べたら方々で紹介されていた。
r342が進路を北から南西に変える地点で右に進むと起点。ここにいきなり1.5m幅制限標識が出現。美咲久米南険道トライアングル地帯のスーパー険道の中でも,1.5m幅制限が出るのは他にない。岡山県内でも県道ではr301でしか見たことない。つまり,軽じゃないと通れない。(物理的には3ナンバーでも何とか通れると思うけど。)
<1.5m制限標識>
しばらく下り(徐行標識が出現するが,ここで飛ばす車はいないだろう),民家数軒を過ぎると,車2台分くらいの幅の道が左前に平坦に進み,車1台ぎりぎりの幅しかない道が右下に進む分岐が現れる。ここはまさかの右下が県道。
<その分岐。地図とナビを何度も確認したが右下が正解>
すると,道はさらにひどくなり,幅は車1台分からちっとも広がらない上,軽ですら切り返さずに通過するのは困難なヘアピンが二度三度と出てくるし,秋口ゆえ路面が落ち葉や枯れ枝,土砂でおおわれており,この上なくすべりやすく走りにくい状況。
<わかりにくいが、この道幅ですぐ先にあの角度のヘアピン>
通る車ほとんどいないと思うが,もし離合が必要になったら,ヘアピンで何とかするしかないか?
<路肩注意ということでトラテープが張ってある。そういえばこの道は通行止めになっていることも多い。>
何度か切り返し下って行くと,ウルトラ険道区間は終わり,少し道幅が広がる区間も現れるようになり,やがて集落に着く。ここからも油断ならない1車線区間とか出てくるが,それまでのひどさを考えたらどうってことない。そのまま北上してR429交点で終点。
沿線の見どころといったら,滝くらいか。険道区間はそんなに長いわけではないが,大垪和から津山に行くのにこれよりいい方法はあるでしょう。。。
このあたりは鶴田藩のあった地域で,終点付近は藩の役所が置かれていた地域だそう。そのあたりについてはr451の頁参照。
15/9/23全線走破。
<写真トップは起点部。この右に行くと,激しく狭い区間が始まります>