県道国道Road Trips

岡山県道やそのほかの道の走行記録など。

岡山r451◎ 和田北鶴田線

f:id:IMP8566:20150922185822j:plain

岡山県道451号 和田北鶴田線(わだきた・たづた線)

r373和田北から南に分岐する。起点で,この先狭いと警告の看板あり。斜面にできた田んぼの中を縫うように走り,和田南の集落を過ぎると,あとは人里離れた渓流の脇をひたすら旭川に向かって下り,角石谷でr70と合流し,共用区間r30まで走って終点。

険道の宝庫美咲久米南トライアングル地帯の険道の一員たる資格は十分か。

終点の難読地名鶴田(たづた)に関して,このあたりは浜田藩の飛地で,幕末の長州征伐に関連して立藩された鶴田藩が置かれた。当初は和田南村鶴田と里公文中村(現在の津山市里公文=R429・r455交点付近=か)に藩の役所が置かれたようだが,その後,藩主の館は,R429・r159交点東側の津山市桑下にある西御殿跡に移転させようとしているうちに廃藩置県になったようだ。鶴田藩改め鶴田県は,美作国に置かれた北条県にまとめられ,やがて岡山県に吸収されることになる。

そう考えると,現在のr70久米建部線は,鶴田藩の二つの役所の間を打穴川沿いに結ぶようなルートであるし,本道(鶴田~和田北),r373(和田北~大垪和東),r342(大垪和東~小山),r455小山桑上線(小山~里公文)と久米南・美咲・津山の山中をつなぐ道路も,かつての要地を結んでいるようにも思える。そして,その当時から道幅はあまり変わっていないのではなかろうか…

15/8/23までに全線走破。

 <写真はr70角石祖母(ついしそぼ)から西に進んでr373交点(起点)付近に来たところ。ここまではr373も大丈夫なのだが,左手に進むと本道で,写真右手のr373を進んでもこれがまた狭い…>