県道国道Road Trips

岡山県道やそのほかの道の走行記録など。

岡山r268◎ 白尾塩生線

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岡山県道268号 白尾塩生線(しろお・しおなす線)

r266田の口地内(といっても山中だが)から分岐,r62交点まで北西に進む。山越えの1.5車線のくねくね道だが,バス停もある。起点側を反対方向に進むと,林道を経由して王子ヶ岳でr462起点に接続する。

r62交点で左折し進路を西に変え,児島上の町に向かって片側1車線で山を下る。上の町地内からは住宅地内の概ね1.5車線道で,あちこちカクカク曲げられながら進む。付近を走るr21の稗田南交差点から直進延長になっている市道との交点である鳥渡木口(ととぎぐち)交差点を過ぎると,1.5m幅制限標識や狭い1車線道区間も現れ,ヘアピン2回で山を登り,瀬戸中央道の柳田トンネルの上付近にある小原池で道が途切れる。

鳥渡木口交差点に戻り,南進して中井戸橋交差点から西進し,鷲羽高校の前を通過して白鳥トンネルを抜けると塩生側に出ることができ,その付近にr268塩生側がある。こちらは,終点R430塩生三叉路交差点から1.5車線で集落内を南進し,郵便局の角で東に曲がり山の中に入って行くと1車線の住宅地内路地裏県道。しばらく進むとすぐに県道指定区間は途切れる。

いろいろつぎはぎされた県道で,通行不能区間があるのもこの付近では珍しい。

16/2/11までに全線走破。

<写真上は起点付近。写真下は瀬戸大橋線の高架をくぐるところ。>

本道とr62との交点は,交差ではなく,直角に曲がる県道同士が曲がり角で接するという不思議な交点になっている。r268は,もともとは,白尾から現r62交点までは現道と同じだが,そこから現r62を経由して北西へ進み,倉敷市林から現r165を経由して藤戸に至る路線(旧r268白尾藤戸線)で,そのころは旧r269塩生玉野線(現r268のr62交点以西と現r62の玉野側)と,現r62交点で普通に交差していたようだ。そして,1982年にr62玉野福田線を新たに指定した際に,r62に組み込まれなかった区間を切り貼り継ぎ接ぎした結果,変な交点が産まれたということだと思われる。現r165も「藤戸早島線」という名称で,起点の地名の林が反映されておらず,線形も林~藤戸間と藤戸~早島間はあまり繋がっていない。これも,r62指定の際に飛び地になったr268の終端側を近くを走っていたr165にくっつけたもののようである。また,このとき,r269は番号として消滅し,今も岡山県道としては存在しない。